ずっと「東映まんが祭」みたいな番組はできないかと思っていた。
東映が誇る特撮・アニメのヒーローたちとは何の関係もないのだけど
(いや、実は『狂気の海』は『サイボーグ009』と深く関わりがあるのだが)
ここに集結した作品や登場人物たちは僕にとってのヒーローたちなのである。今も昔も映画はすっかりテレビのお世話になっている。
人気商売なんだから当たり前だ。でも今の劇場で、私たちは本当に心揺さぶるヒーローたちと出会ってるだろうか。
私たちはもっと自力で、映画の面白さを見出したい。
作り方の、見つめ方の一つ一つを、自分たちの新鮮な体験として。
ヒーローたちがスッと立つのはいつもそういう場所だった。
(高橋洋:脚本家/映画監督)
『YESMAN/NOMAN/MOREYESYMAN』(監督:松村浩行 70分)
『アカイヒト』(監督:遠山智子 62分)
『空の飴色』(監督:浅野学志 36分)
『阿呆論』(監督:木村卓司 12分)
『ナショナルアンセム』(監督:西尾孔志 100分)
『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』(監督:横浜聡子 50分)
『インフェルノ 蹂躙』(監督:北川篤也 84分)
『お城が見える』(監督:小出豊 11分)
『犬情』(監督:粟津慶子 18分)
『さらば、愛しき女よ』(監督:長島良江 10分)
『とっぴんぱらりのぷう』(監督:宮本亮 20分)
『山嵐』(監督:宮田啓治 11分)
『2001映画と旅』(監督:黒沢清 15分):特別招待作品