対談:高橋洋 『狂気の海』 脚本/監督
×沖島勲 『一万年、後....。』 脚本/監督
名古屋シネマテークで7月26日(土)から8月1日(金)までの公開を控えた『狂気の海』と『一万年、後....。』の両作。(未見の方々のために詳細はつまびらかに語れないのだが...)この二作を並べてみると「消滅に」向けて進む物語と「消滅から」向かってくる物語という逆ベクトルの推進力が交錯し合うトンでもない磁界が劇場に生まれるようである。
名古屋シネマテークで7月26日(土)から8月1日(金)までの公開を控えた『狂気の海』と『一万年、後....。』の両作。(未見の方々のために詳細はつまびらかに語れないのだが...)この二作を並べてみると「消滅に」向けて進む物語と「消滅から」向かってくる物語という逆ベクトルの推進力が交錯し合うトンでもない磁界が劇場に生まれるようである。
そこは映画の廃墟か墓場か、はたまた未来を指し示す可能性なのか...そんなことはよく分からないが、地下が蠢き、頭上に電波が行き交うその空間に何も知らず足を踏み入れてしまったお客さんはさぞ大変だろう。映画は元来アトラクションではあるが、そこはブラックホールが全てのものを容赦なくアトラクトするような「条件なき」娯楽の漆黒空間なのだから。
世代も資質も違う二人の作り手が今現在、同時代者として映画を作る--それがどのようなことなのか、今から大いに語ってもらおうではないか。
世代も資質も違う二人の作り手が今現在、同時代者として映画を作る--それがどのようなことなのか、今から大いに語ってもらおうではないか。